趣味なし夫婦のシンプルライフ

趣味なし、友達なし、それでも楽しく暮らす夫婦の日常。日々思うことなど。

霜焼けの思い出

私が5年生まで通っていた小学校では冬になると体育の時間スケート授業が有りました。

毎年グラウンドにはPTAが木枠を作りビニールを敷き、夜な夜な水を撒き作ってくれた愛あるスケートリンクが現れます。

私たちはそこで体育の時間、たとえ吹雪の日でもスケートをしたものです。

 

スケートの時は厚手の靴下を履きますが、靴紐をぎゅうぎゅうにキツく縛るように言われるので、いつも足先の感覚がなくなるほど冷えます。

そして毎年私の足には霜焼けが出来るのです。

それが痒くて痒くて。

ある時、痒さに耐えられず母に訴えると

「薬局に行ってヒルを買ってきなさい」と言われました。

 

霜焼けのところに蛭を乗せると悪い血を吸ってくれて、吸い終わるとコロコロになってポロっと落ちる」と言うのです。

私はこの痒さから解放されるなら、その謎の生物に血を吸われるくらいなんてことない!

と、母にお金をもらって早速薬局へ。

 

「こんにちは、霜焼けになったのでヒルください」

と言うと。

「今の時代は薬局にヒルは売ってないよ」と優しく言われました。

 

ヒルとやらに血を吸ってもらえば霜焼けが治ると思っていた私はガッカリ。

そしてその方法が今ではやらない古いものだと知りちょっと恥ずかしい気持ちで帰ったのでした。

 

今思えば薬局で蛭を売ってるっていつの時代やねん!と思うのですが、たぶん母の子供時代にはあったのだと思います。

その後、母は薬局で蛭が買えない事を知り、自分が霜焼けになった時には針を火であぶって消毒し、霜焼け部分にさしてそこからどす黒い血を絞り出していました。

なかなかワイルドだわ~と小学生の私は思いましたが、自分も出来るかな?とチャレンジしたものの血が出るほど刺す事は出来ませんでした。

 

その後大人になり、劣悪環境で働いていた時代に何十年ぶりかに足に霜焼けができました。

痒いながらもなんだかノスタルジックな気持ちになり、母の針刺し治療に挑戦してみましたが、やはり無理でした。

母恐るべしです。

良い子はマネしないでください!