趣味なし夫婦のシンプルライフ

趣味なし、友達なし、それでも楽しく暮らす夫婦の日常。日々思うことなど。

「母と娘」「祖母と孫娘」関係の変化


最近図書館で本を借りて読むのが習慣となってきました。

 

図書館では新しい人気のある本は予約が詰まっていて、いったいいつになったら借りられるのか気が遠くなってしまいます。

なので、予約を入れつつ、古くても名作と呼ばれる本や昔話題になった本など、すぐに借りられる本から読んでいます。

 

最近読んだ中で心に残ったのが

梨木香歩著「西の魔女が死んだ」です。

中学に入学したばかりの主人公は学校に行かないと宣言。

母親の勧めで母方の祖母の家で過ごすことになります。

祖母から魔女の家系だという話を聞き、魔女修行の手ほどきを受けることに決めた主人公。

田舎の一軒家で丁寧な暮らしをしながら過ごすおばあちゃんとの日々は美しく、おばあちゃんの言葉は心に響くものばかりです。

小学生でも読める小説ですが、大人にとってもおばあちゃんの言葉は深く読み応えのあるお話でした。

 

この小説を読んで、私の中にも小学生の頃一緒に住んでいた母方の祖母のことが一気に蘇りました。

祖母と過ごした時間や私にかけてくれた言葉、作ってくれた料理や教えてくれた細々とした事は、当時多感であった私やその後の人生に少なからず影響を与えてくれています。

 

実の娘である母と祖母はあまり性格が合う方では無いようです。

母はかなり祖父に似ているところが多く、祖父とは共鳴するところが多い分、祖母とはあまりそりが合わないのです。

 

そんな祖母ですが、孫である私に接する時は、子供を育てるのとは違う余裕を持った愛情を注いでくれていたのだと思います。

母と話していていつも思う事は、母の持っている祖母のイメージと私が抱く祖母のイメージはかなり違うものだという事。

 

この小説の中でも、主人公にとってのおばあちゃんとはまた違った、母親とおばあちゃんの関係を感じました。

「母と娘」の二人にしか分からない複雑な思い、心のすれ違いや葛藤。

恐らくどの世代にも伝わらるものがあると思います。

 

自分にとっても、祖母と過ごせた時間は貴重なものでした。

母と娘とは違う、特別で独特な二人だけの関係がまたそこにはありました。