趣味なし夫婦のシンプルライフ

趣味なし、友達なし、それでも楽しく暮らす夫婦の日常。日々思うことなど。

お祭りの金魚

あれは忘れもしない息子が小学校2年生の夏。

チャリで町内会のお祭りに出かけなかなか帰ってきませんでした。

途中「お母さん、迎えに来て~」と電話が有りましたが、「自転車なんだから自分で帰っておいで」と伝え、外で帰りを待っていると

遠くからフラフラ運転の自電車少年が帰ってきました。

 

なぜフラフラしているのか近づいてみると、両側に沢山金魚の入った袋をぶら下げていたのでした。

どうやら「沢山金魚釣ったからお母さんをビックリさせよう」と思ったけど、意外に金魚をもって自電車を乗るのが大変だったらしく、電話をかけてきたそうです。

 

そんな訳で、急に6匹もの金魚を連れて帰ってきたので、水槽も無い我が家はとりあえずちょっと大きめの容器に金魚を入れその日はしのぎました。

翌朝には1匹が死んでしまっていましたが、その後なんと他の5匹は息子が中学生まで元気に生き続けました。

 

2018年の胆振東部地震の際は、数日間停電となり金魚のブクブクも動かず水も変えられずにいました。

同級生の金魚はみんなこと時に死んでしまったそうですが、うちの金魚は5匹とも生き延びました。

 

5匹ともなるとだんだん大きくなり水槽もかなり大型のものが必要でした。

水が入ると一人では持てないので水替えもかなり大変でした。

水はすぐ汚れるし、臭くなるし、みんなどうやってるんだろう??といつも疑問でしたが、ろ過機を変えてみたり、餌を変えてみたり試行錯誤のまま数年間。

買ってきた(釣ってきた)当の本人はせいぜい餌をやるくらいしか世話をせず。

自分も小学生の頃そんな感じだったので、そのころの行いが今巡ってきたのか・・・と思いながら世話をする母です。

 

さすがに中学に上がる頃には1匹ずつ減り、最後は一番サイズが大きい2匹が残りました。

最後3匹になった時点で、水槽も小さい物に替え、水替えも随分楽になりました。

 

そして先日、朝起きると夫が何やら1階で騒いでいます。

降りていくと金魚が2匹ともお腹を上にしてプカプカ浮いていました。

 

ここにきて2匹同時に死んでしまったのです。

何が原因だったのか全く不明ですが、老体で水替えも負担だったのかもしれません。

 

お祭りの金魚がここまで長生きするとは思わず、水替えも大変だったけど、いなくなってしまうと寂しいものです。

結局丸8年飼いました。

今年は飼い主(息子)も家を出て行ったので、飼い主の旅立ちに合わせて金魚も旅立っていたのかもしれません。