趣味なし夫婦のシンプルライフ

趣味なし、友達なし、それでも楽しく暮らす夫婦の日常。日々思うことなど。

「私の母は若い頃から爪を綺麗に手入れしている人でした」
今日こんな一文を読みハッと自分の手に目が行った。
今、私の右手は手荒れでボロボロ。
出産してから、手荒れを繰返している。


小指と人差し指以外、すべての指に手湿疹が出て痒みと痛みで辛い。
ここ数日は薬を塗ってもあまり治らず悪化傾向にあるので、日中は綿の手袋とビニール手袋を重ねて保護している。


ぼろぼろの手を見つめ、今まで自分の手に無関心だったことに気づきハッとしたのだと思う。


若い頃、よく人に手が綺麗だと褒めらた。
自分では指は曲がっているし、男の人並みかそれ以上に大きいのがコンプレックスだった。
大きい手が恥ずかしく、人に褒められても何の感情も無くお世辞だと思い込んでいた。

そう言えば母もよく私の手を見ては「お母さんも昔はあんたみたいな綺麗な手だったんだよ」と言っていたな。

「私の母は若い頃から爪を綺麗に手入れしている人でした」
今日この一文を読んだ瞬間、忘れれていた記憶がなぜか急に思い出された。

最近母は息子の手を見て私にそっくりだと言う。
息子の手は確かに私の手によく似ている。
私はその手を綺麗だと思う。

私の手も昔は綺麗だったのかもしれない。
爪は常に短く切り、ネイルをしたことも無い手。
綺麗だと言ってもらえた時には気づかなかった。
せっかく綺麗な手だったのならもっと手入れをして、ネイルも施したりすればかった。
もったいない事をしていたと、なんだか切なくなった。

今は手荒れだけではなく指の関節も以前より目立ち、手の甲には血管が浮き出ている。
知らぬ間に「母の手」になっていた。
そのことに気づいた今、なんだか急に愛おしく感じる。