趣味なし夫婦のシンプルライフ

趣味なし、友達なし、それでも楽しく暮らす夫婦の日常。日々思うことなど。

いじめでうけた心の傷

私は小学校6年生で転校を経験しました。

当時の私は今では想像がつかない程おとなしく内向的な性格でした。

クラスで一番静かな子だったかもしれません。

 

転校先は田舎で生徒数も少なく2クラスしかない学校で、以前の学校と比べると転校生も珍しくかなり閉鎖的だったと思います。

そんな学校に転校生が来ると初めは物珍しく話しかけてくれるのですが、大人しくて面白くない子と思われたのか、気取っていると思われたのか、次第にクラスの女子からいじめられるようになりました。

 

いじめの内容は無視、いやがらせ、悪口などなど。

積極的にいじめに加担するわけではない子もいますが、私からすると1対全女子という構図で、かなりしんどい状況です。

いじめに合うと何故か子供は親に知られてはいけないと思うもので、休みがちになりながらも何とか平静を装って登校します。

そんな日々を送っていくうちに、いつしか私の心には深い傷が刻まれていました。

 

いじめに関するニュースや話題を少しでも耳にすると、胸が強く痛み、悲しくなり、聞いてはいられない状況になります。

この時初めて心が傷つくというのは実際にある事なのだと知りました。

心の痛みを実際に感じるのです。

人には見えないけれど、自分の心の中に確実に感じる傷です。

今ではここに書けるくらいまでにはなりましたが、いまだにこの経験を詳しく人に話したことはありません。というより話せないのです。

 

体の傷がいつか癒えるように、心の傷もいつか治るだろうと思いすごしてきましたが、思った以上に時間がかかり、傷跡は完全には消えていません。

 

いじめを経験した人間が、今苦しんでいる子供を助けることが出来ればと思うのですが、何もできないのが現状です。

私ができることと言えば、自分の子供が辛い思いをしていないか、子供の変化に目を向ける事くらい。

繊細な心の問題にかかわることは怖いとも感じます。

ただ、私の経験だけを言うと

身近な誰かの少しの行動で状況が好転することが有るという事

心の傷は時間がかかっても、時とともに浅くなり時間が癒してくれるという事。

この経験で私は確実に強くなったという事です。

私がいま精神的に強くいられるのは、人生の中での様々な経験のおかげですが、確実にこの経験はその大きな一つだと思っています。

 

身近に子供がいたら、その子の様子を慎重に見守り声をかけることで、心の傷を負う前に状況を変えることが出来るかもしれません。